いい男がいない問題について
RANAKIの運営するオンラインサロンでも
結婚活動中のお年頃なお嬢さまたちが、
素敵なご縁を求めて日々頑張っておられます。
オンラインサロンの中でも、
お客様のお話を伺う中でも、
「いい男がいない!」というお声は切実な問題として、
麗しきお嬢さまたちを大変悩ませているようです。
プロフィールをみて「キモい!」と大騒ぎする姿は
女子高生のようです。可愛い可愛い可愛い。(←単なる親バカ)
確かにあの頃はキモい!って言うのも楽しかったりしました。
的確に自己表現することは、非常に高等なスキルです。
たった数行のプロフィールで人となりは分かりません。
そんなことぐらい頭では分かっているんだけど、
女子には「キモい!」って言いたいお年頃があるようです。
最近はちょっとそのお年頃が長い傾向にありますが(笑)
「キモい!」と口に出すのは確かに幼い反応かもしれません。
ですが男性も女性も性的な反応は幼くなっているように思います。
幼さゆえの純粋さがあり本質的な世界へも繋がりやすいでしょう。
時代ごとに必要な流れがある。問題視せず恩恵を受け取ります。
それに「キモい」と感じる反応は、決して悪いものでは無いんです。
だから「キモい」と言われても気にしないでください。(するわ笑)
女子高生が全く罪のないおじさんに
「おやじキモい!こっち見んな!」
言っている姿はなんとなく想像できますよね。
では何が「キモい」んでしょうか。
なぜ「いい男がいない」んでしょうか。
子どもの頃、男性に対して「キモい」と感じたのは、
お父さんのことが好きでたまらなかった時があるからです。
自分と世界を認識する機能である「自我」が発達してきて、
性的に成長してくると”お父さんは異性である”と言うことに気づきます。
お父さんは男性で、お母さんは女性。
え!!ということは!!二人ってセックスするの!!
分かりやすく表現するとこんなイメージでしょうか。
そらするやんあんた生まれてるやんて感じなんですけど、
文化的にも男女のエネルギーを隠す両親が多かったし、
性教育が未熟なこともあってびっくりするのです。
私も子どもの頃タンスの中にコンドームを見つけました。
まだ映像を覚えているあたりドキドキしたんでしょうねえ。
お父さんとの心理的距離が近いと、異性として認識した時に、
無意識ですがセックスしてしまうかのような恐れを抱きます。
だから、急に怒ったり、一緒にお風呂はいるのをやめたり、
パンツを一緒に洗わないで!って気持ち悪がったりするんです。
女の子を持つお父さんはちょっと(いやかなり)悲しいですが、
裏を返せば「パパ大好き❤️」なので成長を喜んであげてくださいね。
このように「キモい!」と感じることは、
私たちの性的な成長のひとつで性を意識する時におきます。
ですから「キモい」は悪い反応ではないとお伝えしました。
自分の性を受け入れるためのプロセスのひとつです。
思春期に、私たちの体は大きく変化しました。
女の子は生理が始まり丸みを帯びて毛が生えたりします。
男の子も声変わりや性器の発達など肉体の変化が起きます。
性的な成長は、女の子の方が3年ほど早く訪れるので、
急に男の子たちを幼く感じるようなこともおきるでしょう。
ホルモンのバランスも変わります。「キモい」はこの頃の感覚。
変わっていく自分の心と体が、どこか気持ち悪かったのです。
心理セラピーでは、性的嫌悪感を毛虫に例えることがあります。
毛虫に感じる異様な気持ち悪さ。あれと同じ感覚を私たちは
自分自身に対して貼り付けてしまうことがあります。
本当は毛虫はさなぎになり、美しい蝶へと生まれ変わるだけ。
でも、この毛虫に耐えられなくて、外側へと映し出してしまい、
美しい蝶に変化した自分に気づけないことがあるんです。
「あいつもこいつもキモい!」と大騒ぎしてしまう。
本当は自分のことを「キモい!」と感じているんです。
この「キモい!」感覚の中から男性を見てしまうので、
「いい男がいない」だけ。そもそも相手を見れていないのです。
見られている自分(しかも気持ち悪い自分)を見ているのです。
多くの方が「いい男いない問題」について悩んでいます。
いい男がいないことが問題なのではなく、男性を見ても、
男性の「いいところを見つけられない」ことが問題なのです。
まずはこの問題をはっきりと認識してください。
あなたは素晴らしいあなたを隠したいだけなのです。
だからこそ、相手の素晴らしさを見ることができません。
どんな人にも素晴らしいところが必ずあります。
あなたが相手の素晴らしさを見つけ承認していくプロセスの中で
同時にあなたは、自身の素晴らしさも受け取ることができます。
いい男がいない時、
あなたが「いい女」じゃないだけです。
男性の素晴らしさを讃える癖を身につけていくだけで、
あなたは「いい女」としての振る舞いを身につけられます。
観察すると分かりますが「いい女」は男性に文句を言いません。
承認しつつ、上手にオーダーするんですよ。
練習を続けていくだけで、素敵な男性が隣にいる日々が訪れますよ。
頑張ってみてくださいね。