幸せなパートナーシップを築きたいあなたへ。
幸せなパートナーシップを築いてゆくのために、今日はセックスの話をしましょう。
気持ちのいいセックスを体験したい。
って、なんとなく考えているとき。
未知の快楽への興味でいっぱいですよね。
この感覚ってとても良いことなんですよ。
私たちはどんどん幸せになることが自然で、
より気持ちよく満たされていく生き物です。
「人生山あり谷あり」って教わったので
幸せになると次は不幸になるような感覚を
無意識に選んでいることも多いんですが。
決してそんなことはありません。
幸せを更新していく生き物です。
だからこそ未知の快楽・・・
知らない幸せに興味を持つのは良いこと。
えー、そんなことないよ。
子どもの頃や若い頃の方が楽しかった。
大人は大人なりに楽しいけれど、
逆にしんどいことだって増えるし、
幸せを更新ってことはないなあ。
そうおっしゃる方も多いでしょうか。
「より幸せを感じても良い」はずですよね。
でも感じられないだけなんです。
若い頃は良かったなあ、なんて思ったり。
大人と子どもでは、
感情の表現方法が大きく違います。
欲しい玩具を買ってもらえないだけでも
世界が終わるかのように大泣きする子ども。
大人が子どもぐらい泣こうと思ったら
どんな悲しみがいるか分からないぐらい。
私たちは、大人になっていく過程で、
感じないように、感じないように。
もう大人なんだから泣いちゃダメって、
感情を抑えてしまうようになったんです。
そうするといつのまにか外側に起きたことに
感じるよりも考えが先に反応するようになって、
喜怒哀楽の表現が少なくなっちゃったんです。
大人とはそういうものだとも思っています。
感情を感じることは、カッコ悪いこと。
男性であればこの傾向は強くなります。
「男のくせに泣くな!」って言われて育ったり。
そんな文化もまだまだ根強く残っていますから。
泣きたい時は誰だって泣いて良いはずなのにね。
「感情的」という言葉もマイナスの印象が強いです。
確かにネガティブな感情が邪魔することもあります。
苦しいししんどくなるし、できれば感じたくない。
私も昔上手に感じられなかったのでそれも分かります。
感情を切った方が生きやすい気がする。
ただ、感情って生体エネルギーのひとつなので、
感情を切ったからって、無いことにできないんです。
ネガティブな感情を感じないようにした分だけ、
幸せや喜び、情熱のエネルギーも、
同じように感じられなくなってしまうのです。
その結果、幸せだって感じることが
子どもの時よりも少なくなっちゃうんですよね。
嫌な感情は感じにくくなったけど、
楽しい感情も感じにくくなっているとしたら。
一体どうしたら良いの?って思いますよね。
どんどん幸せになっていくのが人間なのに、
嫌だった感情を感じないようにしている分だけ、
幸せを感じられなくなります、というお話です。
さてここで、セックスに話を戻しましょう。
セックスも同じなんです。感じる世界だから。
快楽を感じられないようになっているんです。
どんどん気持ちよくなっていくものなのに。
「セックスってこういうもの」
勝手に頭で決めちゃうところが強いんです。
快楽はこれが限界、というものもありません。
どこまでも追求することができるんです。
少し昔の話になりますが、
私にはSMのお仕事をしていた時代があります。
SMといってもSMのBARで働いていたので、
お客様とお話しすることがメインでした。
SMを趣味として楽しんでいる方だけでなく、
SMを知らない方も楽しめるオシャレなBAR。
人がもつ価値観の多様性に許可を出せる感覚は、
この店で培わせて頂いたので本当に感謝しています。
私はそのお店で「S」として働き始めました。
女王様役です。どちらでも良かったんですけど、
「M」の女の子が多かったので「S」になりました。
お店に来るお客様にまずアンケートをお渡しし、
「Sですか?Mですか?」って確認します。
男性では「S」と答える方が多くて、
女性では「M」と答える方が多いんですよ。
男女が混ざっているグループの場合は、
特にこの傾向が顕著だった気がします。
これを「本能的なもの」と認識する方もいますが、
私は経験を通して「社会的なもの」だと感じました。
グループでお越しになった時は「S」だったのに、
お一人で来られた時に「M」と告白する男性がいたり、
逆に「S」に興味があるとそっと告白する女性がいたり。
私たちの中には、男性の性も、女性の性も、
どちらも存在するものなんですよね。
肉体の性はひとつを選んできましたし、
その性には、はっきりと「違い」が現れます。
ですが、精神の性はグラデーションになっています。
男性だから、女性だから、と
ひとくくりにできるものではありません。
SMの世界は、快楽を追求する人で溢れていました。
もちろん歪みはあります。痛みを求める人もいますし。
その世界を全面的に肯定するつもりはありませんし、
かといって否定的でもありません。学びの場でした。
先ほど「快楽には限界がない」と言いましたが、
外側に刺激を求める快楽には、限界があります。
肉体は度が過ぎると壊れてしまいますもんね。
私がお伝えする「セックスの快楽」は、
肉体ではなく精神のお話です。無限の快楽。
SMという世界観に触れたことで、
男性女性といった性別の判断をせず、
純粋に人を「存在」としてみる経験をしました。
相手が何を求めているのか?
相手に何を求めているのか?
SMはそんな意識のやりとりが行われます。
性を離れることで自分の拡がりを知ります。
SMの世界では、
男性が完全に受け身なこともありますし、
女性が攻める側にまわることもあります。
そんな世界があるんだっていう知識は、
気持ちいいセックスに役立つんですよ。
私たちが持っているセックスの認識は、
女性は男性に感じさせてもらう側、
男性は女性を感じさせる側という認識が強いです。
確かに、肉体の性としては凹凸はっきりしていて、
どちらが受け身なのかは明確です。
ですが、精神的には自由なんです。
どちらがリードしても良いのがセックス。
冒頭でお話したように、
多くの男性は感じることが得意ではありません。
感情を出すこと=負けること、になっていて、
出さないように抑えて過ごしている方が多い。
自分の気持ちを話すことをしない男性も
まだまだとっても多いです。
男性だけに限らず、最近では
女性もこの傾向が強くなっていますね。
感じることがとにかく苦手。
そんな人にとってセックスの世界は癒しです。
感じることに堂々と許可を出せる唯一の世界。
感じさせなければいけない、
感じなければいけないがプレッシャーなので、
一人で感じることが大好きな人も多いですね。
マスターベーションは好きだけど、
セックスは苦手、という人は増えています。
気持ちいいセックスを体験するためには、
感情を感じることに許可を出す必要があります。
そしてセックスに苦手意識を持つ人たちは、
男性女性問わず感じることが苦手なのですが、
女性の肉体をもつ人がリードする方が良いと
私はお伝えしています。
なぜなら女性の肉体は柔らかくつくられていて、
感情に耐えられるつくりになっているからです。
男性に感じさせてもらう側という認識を、
きれいさっぱり捨ててしまいましょう。
気持ち良いセックスには必要ありません。
あなたを感じさせるのは、あなたの脳です。
快も不快も全ての感情を自分で選んでいます。
女性が感じさせてもらう側だと思っていると
うまく気持ち良さを感じられない時に
相手のアプローチに不満を持ってしまいます。
感度は日によって変化するものですし、
女性を感じさせることって難しいんです。
分からないなりに必死で頑張るのが男性。
そういった視点をもつだけで、
「今の・・・すごく気持ちよかった」
「もっとして欲しい、ここも触って」
感じるあなたをギフトすることができます。
100%男性に感じさせてもらうのではなくて、
女性が自分を感じさせることを意識するのです。
恥ずかしくても怖くても、
感じることに許可を出していく。
そのプロセスを男性にお願いするイメージ。
男性にとっては女性が感じている姿こそ
最高の承認になるので言う必要はありませんが
「私を感じさせてくれてありがとう」っていう
男性の想いを承認する視点も大事ですよね。
そもそも、女性の肉体が受け身ですので、
男性のアプローチを100%受け入れてしまいがち。
強すぎたり、速すぎたり、まったく違っていたり。
女性好みのアプローチでないことは多々あります。
そこで「感じない私はダメだ」って傷ついたり、
相手を「感じさせてくれない人」って傷つけたり。
こんな時、相手を傷つけずに、傷つかずに、
本音をコミュニケーションできるかどうか。
多くの女性は、性の話が得意ではありません。
男性であれば、女性から話しやすくなるよう
「気持ち良い場所を教えてね」って
話しながらするのも良いですね。
気持ち良いセックスを体験するためには
感情に許可を出すことが大事。
そして、より気持ち良い世界を知るために
お互い黙ってセックスするのではなく、
会話を楽しみながらセックスすることを
オススメしていますよ。
セックスの感度があがり気持ちよくなればなるほど、
なんと普段の幸せへの感度も比例してあがります。
セックスはもちろん、マスターベーションも。
ぜひぜひあなたの快楽を追求してみてくださいね。