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本当は寂しいあなたへ

case1

仕事は好き。充実している。お金の心配もない。
正当に評価されているし、上司からの信頼も厚い。
取引先に嫌なヤツはいるけど、大して気にならない。

がむしゃらに頑張ってきたと思う。
欲しいものがあるなら努力すれば良い。
愚痴を言う暇があったら改善すれば良い。
学生時代からの友達はいるけど、
みんな子どもを産んだりして話が合わなくなった。

結婚も子どももまだピンとこない。
36歳。決まった相手はいないし年齢的に少し焦るけど。
今は遅くなってるって言うしきっと大丈夫よね。

寂しい?寂しくなんかない。
むしろ一人の時間がないと息苦しくなる。
映画を見たり読書をしたりやることはいっぱいある。
休日にディナーを楽しむ男友達だって何人かいる。
家族と過ごすからって会えない日もあるけど。
奥さんよりも女友達の方が気楽で良いって言ってたわ。

寂しくなんか、ない。

case2

結婚して専業主婦になった。
15年続けていた仕事だったけど、やめて良かった。
朝起きて夫を見送ったらあとは自由時間。

ある程度好きに使えるおこづかいをもらっているので
ランチに行くこともあるし、ショッピングもできる。
夜ご飯も毎日無理に作らなくても良いって言ってくれる。
真面目で優しくて何ひとつ文句を言わない夫。

子どもはできなかった。不妊治療をしたけど授からず。
強く欲しかったわけでもないし早々に諦めることにした。
夫の帰宅は遅い。毎日お疲れ様。先に寝ることもある。

寂しい?寂しくなんかない。
夫は真面目で良い人だけどあまり話が面白くない。
仕事の話も難しくて分からないし私も特に話がない。
嫌いじゃないけど、早く帰ってこられてもちょっと窮屈。
一人でいる時間が好きだから。

寂しくなんか、ない。

case3

下の子が小学校に入学した。送り迎えがないと思うとホっとする。
夫は仕事と趣味に忙しいので、子どものことは私が担当している。

夫とは子育ての価値観が全く違うので、うるさく言われたくないし
私だけで子育てをやってきた毎日には満足している。
正直眠れない日もあったし、病気の時にサポートが無いのは
さすがにうんざりしたけど、お金を入れてくれるからありがたい。

休みの日は面倒を見てくれる良い父親。
子どもも可愛がっているしよく懐いている。
夫婦の会話も適度にある。仲は良い方だと思う。

寂しい?寂しくなんかない。
結婚して子どもができたら我慢はつきものだし。
小学校から帰ってくるまでテレビを見るのが至福。
帰ってきたら私の時間が無いから嫌になるけど、子どもは可愛い。

寂しくなんか、ない。


繋がりを諦めているcaseをそれぞれ表現してみました。

さて、彼女たちのこと、どう見えますか?

「本当は寂しいんじゃないかなあ」と感じた方。
そんな方は、人と繋がる温もりや安心感を知っている人だと思います。

あなたの生活には「人の温もり」はありますか?
もし「温もり」がなくて寂しいと感じていたとしても、
素直に欲しいと思えたなら、それを手に入れられます。

結論から言うと「寂しい」という感情や感覚は
「何かが足りていない感じ」のことです。

それは、満足できない感じだったり、
欲しいものがない感じだったり。
心もとない、なんとも言えない感じ。

”寂しいを見つけてあげる”
”◯◯が無いことを認める”

これは簡単なように思うけど実は少し難しいんです。
とっても欲しいのに◯◯が手に入らない時・・・

「◯◯なんて欲しくない」
「◯◯をあきらめる」

こんな風に私たちの心には自分の心を守るため
欲しい気持ちを隠しちゃう仕組みがあるんです。
あきらめたことすら忘れちゃうこともあります。
不安を感じるのが嫌だから抑えてしまうんです。

だからこそ「欲しい」って気づくことは
とっても大事だったりします。
欲しい気持ちをあきらめたのが昔であるほど
思い出すのは難しくなっちゃいますけどね。

子どもの頃に感じていたことや我慢したことが
想像以上に大人の自分に影響していたりします。

あなたの中に「寂しさ」はないですか?
我慢していたり、何かをあきらめてはいませんか?

満たされていない感覚は、
愛を受け取るためにあります。
ぜひ、自分の心に興味を持って
愛をいっぱい受け取ってくださいね。

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