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母親であることに疲れたあなたへ。

case1

高校2年生の一人息子。小さい頃は本当に可愛かった。
勉強もよくできる子だったし、友達も多かったと思う。
5年生になる頃、お風呂は一人で入るようになったけど、
毎日一緒に眠っていたし、中学生になっても甘えてくれた。
幼いって言われることもあったけど、成長は人それぞれ。
特に気にしていなかった。

いつからか、急に反抗的な態度をとるようになった。
まるで旦那みたいに嫌な言葉で私に文句を言ってくる。
ずっと続けていた剣道が強い高校に進学できたのに、
部活の先輩が怖いといってすぐ行かなくなってしまった。
なんとか行かせようとしたけど、逆効果でひどくなり
今では自分の部屋から出てこなくなってしまった。

ご飯だけは毎日運ぶけど顔を見ることもない。

私は何を間違ったのかしら。。
もう母親をやめたい。。

case2

子どもひとり。魔の2歳児。走り回る男の子。
旦那の帰りは遅い。私たちが寝たあと帰ってくる。
ほぼワンオペ育児。旦那のご飯は作らなくなった。
それぐらい自分でやってほしい。

自分が休みの日には見てくれるけど、2~3時間が限度。
いつお腹が空いていつ寝かせるかなんて旦那は知らない。

作ったご飯は食べない。出した服は着てくれない。
同じ服ばかり着たがるし、ひどい時はオムツも脱いでしまう。
追いかけて着せても暴れて泣き叫ぶから怒鳴ってしまう。

買ったご飯やレトルトならたくさん食べたりする。
せっかく作ったのに。捨てなきゃいけないのが辛い。
ご飯をひっくり返されて我慢できず叩いてしまった。

旦那がもう一人ぐらい欲しいって呑気に言うから
無理に決まってるって泣いて怒ってしまった。

可愛くて仕方がないのに。。
もう母親をやめたい。。

case3

高校生の長男と中学生の長女。
いつからか娘と話すとイライラするようになった。
息子は反抗期もあったけど、関係性は悪くないと思う。

旦那は娘にだけ甘い。隠れてお小遣いをあげたりする。
私が娘を怒っても、娘をかばい私のことをたしなめる。
逆に、息子には厳しい。娘のことばかり可愛がる。

息子は部活やバイトに忙しいので家にいないけど
娘は部活もせず家で漫画を描いたりテレビを見たり
好きにしているので、顔を合わせる時間が長い。
言わないようにしようと思っても小言が増える。

毎日イライラする。怒ってばかりいる。

子どもを愛したいのに。。
母親をやめたい。。


お母さんを頑張りすぎている人を表現してみました。
なぜ、頑張りすぎちゃうんでしょうか?

子育ては「お母さん」の仕事。
そう思っているところはないでしょうか。

私たちの親世代にそう思っている人が多いせいか
子育てはお母さんがするものだと思っている人が
まだまだ多い傾向があります。
社会でもそういった表現が見受けられますね。
そういった情報の中でいつのまにか母親が
子どもを一人で抱えこんでしまったりするのです。

家事も育児も完璧にこなす理想の母親像があって
無意識に周りの母親と自分を比べてしまいます。
そして、自分はダメな母親だと落ち込みます。
子育てを一人で抱えていればいるほど、
自分を責めていることに気づけなくなります。
もっと頑張らなきゃいけない、でも頑張れない。
逃げ場がなくて、心がすり減ってしまいますよね。
母親でいることに疲れるほど頑張っているのに、
全く頑張れていないように感じてしまうのです。

平成になり、令和になり。
ワンオペ育児という言葉も生まれたぐらいですから
子育てを”手伝う”男性も、随分増えました。
ですが、この”手伝う”という感覚・・・。
父親は子育てを”手伝う”ものなのでしょうか?

Case1~3ともに、もちろん問題の根は様々ですが
共通点としてあげられるのは、母親が
「子どもを一人で抱えている状況」ということ。

いくら休みの日に”手伝ってもらった”としても、
極端に表現するとシッターさんに預けるような感覚。
子どもの情報は父親と母親で共有されていません。

父親にあれこれしてあれこれはしないでと
指示するような形になってしまいがちです。
指示通りに子どもを扱ってくれないと、
子どもはもちろん自分も大事にされていない気がします。

この状況が続けば続くほど不信感が強くなり、
父親に子どもを100%預けたり任せることができず、
母親として監視をしなければならない状況になります。

こうなってくると母親が母親という役割から離れ、
自分だけの時間を過ごすことは少なくなるでしょう。

父親に子育てを手伝ってもらうのではなく、
子どもを100%任せることを考えてみてください。
母親でいることにどうしようもなく疲れた時は、
母親ではない、自分だけの時間を過ごすことが
必要ですよというサインなのです。

ですが、任せようとしても任せられないと
文句が出てしまうお母さんが多いのも事実です。

「あの人はオムツも替えられないし。」
「夜泣きも見てくれなかったし。」

もっと父親らしかったら任せられるけど、
危なっかしくて任せていられない。
「父親としてのやる気がない」と言うのです。

本当に「その気がない」のでしょうか?
それとも「やる気を出す機会がない」のでしょうか。

子どもを100%任せてもらえないから、
子どもとの時間に自信をもてないのかもしれません。

母親は、胎児という未知の存在との信頼構築に始まり、
産後は新生児というトレーナーに育ててもらいますよね。

父親はどうでしょうか。
胎児との時間も、新生児との時間も、
母親よりどうしても少なくなりますね。
子どもに対してどうしていいか分からない不安は、
父親の方が強くなるでしょう。

男性は弱さを感じることが苦手なので、
母親に任せることが多くなるのかもしれません。
色々と小言を言いたくなる気持ちをぐっと堪えつつ、
父親が子どもと過ごす時間を
積極的につくることを考えてみてください。

どうしても任せられない時はもしかしたら
子どもに依存し過ぎているかもしれません。
「母親の役割」が存在意義になっているということ。
無意識に役割を奪われることが怖くなっちゃうんです。

母親は役割なので、母親を頑張っているから愛される、
誰かに必要とされている、わけではありません。
頑張らなくても我慢しなくても失敗しても愛されています。
頑張ることを手放すのは本当に勇気がいりますが・・・
お母さんの心からの笑顔が、家族の幸せです。

子どもを愛していなければ、
母親をやめたくなるほど疲れたりはしません。
どうか頑張ってきた自分をいっぱい認めてあげて
まずはご褒美を自分にプレゼントしてあげてくださいね。

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